扱うスプーンの重さはどういうふうに決めていますか?
この記事を書いている私は釣り歴はまだ2年ですが、釣りを繰り返すうちにスプーンの重さの基準ができてきたので、自分なりの重さの決め方を書いてみます。これから始める方の参考になればと思います。
私の重さの基準
重さの決め方は存在感
管釣りを始めた頃は自分に基準が無いのでネットや雑誌の受け売りで始めました。そこからしっくりこない部分を変えていき、自分の中で軸を作って重さが決定しています。
自分の基準は、「その状況でルアーの存在を感じ取れるかどうか」です。
ルアーの存在感を感じることができなければ、思い通りに魚を釣り上げることはできません。
何をやっているのかわからなければ、何故釣れたのか釣れなかったのかも振り返れません。
ルアーの存在感の大事さ
ルアーの存在感とは、水中でルアーが何をしているのががわかるかということです。
慣れてくるとルアーの動きや水流のヨレ・強さ、今ルアーがどの辺りにいるのかがわかってくるようになります。ルアーが今何をしているのかがわかることが釣りをする上でとても大事になってきます。
始めて管釣りを始めた時は、ルアーが何をしているのか全くわからない状態でした。ただ糸を巻いているだけで釣れはするものの、ルアーの動きは感じ取れませんでした。
そして、釣れない時期がすぐに訪れます。しかし、周りでは釣っている人がいます。棚を見つければ良いんだよ(本当はそれだけじゃないけど)と教えてもらいましたが、そんなもんわからんがな。ただ巻いているだけじゃんと思っていました。でも、その人は確実に釣っています。
ルアーが何をしているのかがわからないから重くしてみよう、と単純に思ったので実行してみたらこれが正解でした。水中でルアーが今どういう状態なのかがわかるようになったのです。
そこから慣れてくると一定の棚を引けるようになり、釣れなかった魚が少しづつ釣れ始めるようになりました。
何だか下手くそな通販サイトの体験談みたいな感じになってしまいました(笑)
この手元に伝わるルアーの感覚がわかることで、同じ動作を何回も繰り返し再現できるようになります。この再現をすることによって魚が釣れた場合は今はそれが正解。釣れない場合はそのやり方は今は間違っていると判断することができます。どうしたら魚が釣れるのかの基準ができるようになります。これにより釣果が伸びて、「釣れた」ではなく「釣った」という楽しみができるようになるのです!
何度も同じ動作を再現し、釣れる釣れないを判断する為に、ルアーの存在感を感じることが大切なのです。
だいたいこれくらいを基準にしてやってます
- パイロットルアー:2.5g前後
- 流れが緩い場所:1.0~2.5g程度
- 流れが強めの場所:2.5~4.5g程度
- 表層を攻めたい時:0.8~1.8g程度
- 中層を攻めたい時:1.5~2.5g程度
- ボトムを攻めたい時:2.0~3.5g程
使用するタックルによっても感じ方が変わってくるので、
私の使用しているタックルをメモしておきます。
ライン:3lb シーガーフロロマイスター
リール:シマノ SAHARA C2000S
ロッド:ダイワ イプリミ60XUL トラウトX60UL
と、言うことで何で存在感を感じているかというと重さです。
現在は2.5gをベースに上記の様な感じの重さを使用しています。
もしかしたら他の方達よりかは重めを使用していると思います。
これから始める方は、1.5・2.0・2.5gの3種類から始めて見ると良いかもしれません。
もちろん冬の寒い時期から開始するのではなく、温かい春と秋から始めることをおすすめします。
管釣りで魚が必ずいるからと言っても、寒い時期は魚は中々釣れません。
スプーンの重さの使用例
川越水上公園でのスプーンの重さ
●多目的プールの場合 水深1.5m
パイロットとして使う重さ:2.5g前後
魚が表層から中層にいそうだと判断した場合:1.5~1.8g程度
魚が中層からボトムにいそうだと判断した場合:2.5g前後
川越水上公園の多目的プールは、流れがある場所が意外と強い流れなのでスプーンが浮き気味になります。ですので、ちょっと重めを多用します。
●初心者&女性エリアの場合 水深0.8m
パイロットとして使う重さ:2.0g前後
表層~0.3m程度を泳がす場合:1.0g前後
0.3m~ボトムを泳がす場合:1.5~2.0g程度
濁りが強くなっていなければルアーの動きを見るのに丁度いい水深。魚がどう食ってくるかも結構観察できます。活性がある時は2.0gを、活性が低い時は1.0gを中心に使用します。
●流れるプールの場合 水深0.9m
パイロットとして使う重さ:2.5g前後
魚が表層から中層にいそうだと判断した場合:1.5~1.8g程度
魚が中層からボトムにいそうだと判断した場合:2.0~2.5g程度
流れが速い場所が多いエリア。重めのスプーンで流れにまけないようにします。場所によっては軽いものを流して使いますが、おおよそ上記のような感じです。
●造波プール 水深最大1.6m
遠投が必要:2.5~4.5g程度
ここはとにかく遠投して向こうまで投げないと魚へのアクセスが難しい場所です。
表層とか中層というよりも、まずは魚のいる遠くの場所へ投げることが私の中では最優先です。
かかれば大物。
以前に釣行した時の記事はこちらです。場所の参考までに。
今年2019年の釣行記事→川越水上公園プールフィッシング
昨年2018年の釣行記事→ポッキーの日に水上公園プールフィッシング
川越水上公園プールフィッシングのサイトはこちら。
フィッシングフィールド川越(FF川越)でのスプーンの重さ
水深最大3m
基本:1.0~1.5g程度
流れ込み:2.0g前後
島まで届け:2.5g程度
ここでは軽めのルアーをじっくり見せると釣りやすいので、基本は1.0~1.5gくらいのスプーンでチラチラさせます。
以前に釣行した時の記事はこちらです。場所の参考までに。
FF川越でイワナを釣る
フィッシングフィールド川越のサイトはこちら。
奥多摩フィッシングセンターでのスプーンの重さ
ルアー&フライ区画 水深0.5~3.0mくらい
午前:2.0~2.5g程度
午後:2.0~4.5g程度
ここは川の流れを利用した管理釣り場です。11時位になると上流のダムが放水をするので水位と流れがグンと大きくなり難易度がUPする楽しい釣り場です。釣れる魚は大きく引きもいいのでフックは一つ大きめをつけたほうが良いです。
以前に釣行した時の記事はこちらです。場所の参考までに。
奥多摩フィッシングセンター
奥多摩フィッシングセンターのサイトはこちら。
重さが与える影響
- 引き抵抗
- 巻速度の変化
- 降下速度
- アクション・大きさ
- 遠投性能
以上のようなことが考えられます。
引き抵抗
重いものは巻くのにより強い力が必要なため、引き抵抗が増えます。
軽いものは巻く力が少なくて済むので、引き抵抗は少なくなります。
上で書いたように、ルアーの存在感に一番関わる変化です。
スプーンの形状にもよるのですが、大体2.0gを超える重さだと引き抵抗を感じ始めます。2.5gくらいだとしっかりと引き抵抗を感じることができます。
巻速度の変化
スプーンは適切な速度で巻いてあげないとアクションが破綻します。
破綻したアクションはイレギュラーな動きですので、上記のルアーの存在感の章であるように再現のある釣りをするには不向きな動きとなります。(それで魚が釣れる場合もあるので知識として持っておく)
重くするとスプーンの降下速度が早くなるので、適切なアクションをさせる為には早く巻くことになります。
逆に軽くすると降下速度が遅くなるので、適切なアクションをさせる為には遅く巻かなければなりません。
場面場面によって使い分けが必要ですので覚えておきましょう。
降下速度
巻速度の変化にもありますが、重ければ沈み易く、軽ければ沈みにくくなります。
深いところやボトムを攻める場合や流れが強い場合は重いものを。
浅いところや表層を攻める場合や流れがゆるい場合は軽いものを使用すると釣りがしやすくなります。
アクション・大きさ
重いものは大概シルエットが大きくなります。
その分大きな動きでアピールすることになり、どちらかというと大きい魚に有効とされています。
逆に軽いものは小さくなり、小刻みに素早くアクションするものが多くなります。
こちらは小さめの魚に有効とされています。
基本はこの様な感じですが、体感としては、大きくても小さいものもアタックしてくるし、小さくても大物がアタックしてきます。大ぶりの動きに反応がいいのか、小ぶりの動きに反応がいいのかが重要ですので、これと言って決めつけて釣りをしてはいません。その場に合わせています。
遠投性能
重ければ遠くへ、軽ければ近場へ飛ばせます。
これは当たり前ですね。
まとめ
ルアーの存在感を感じて再現性のある釣りをする。
その為に存在感がわかる重めのスプーンを使用する。
→私の場合は重めの2.5g程度
これから始める方へのおすすめの重さ。
1.5・2.0・2.5g程度の3種類
私のスプーンの重さの選び方に関しては以上のような感じです。
状況によって適宜変わりますが、参考になればと思います。
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