さいたま水上公園は寒い渋いアルビノ

管釣り(トラウト)釣行記

2019年12月7日の釣行です。
さいたま水上公園に行ってきました。
寒かった、とても渋かった。

前日までは雪の予報が出ていました。
当日は曇りの予報に変わったので晴れ間も少しはあるかな~と期待しましたが晴れ間は見れず。
終始一桁台の気温の中の釣行でした。釣り人も思ったより来ず、大きく盛り上がる事ない一日でございました。

アタリの出方は居食いの様な感じや、ラインが不自然な動きを見せる様な感じで、一瞬だけリールの巻きが止まるような、巻が重くなるようなすごく繊細な出方でばかりで、明確に出るようなアタリは少なかったです。集中してないと見過ごす難易度高めの印象でした。

昨年もさいたま水上公園に釣りに行っています。
そちらの記事は、プールの様子がわかるように写真を多めに載せています。
参考になれば幸いです。
さいたま水上公園で52cmのニジマス

釣果・釣行時間・感じたこと

釣果

持ち帰ったのは5匹

アルビノ × 3
ニジマス × 5
(持ち帰りは5匹)

前日にアルビノを放流したようで、周りでもアルビノを釣っている姿を見ました。
足元にも泳いでいるのが見えるくらいだったので結構な数を放流したような印象でした。
昨年アルビノを釣ることができなかったので、今回釣ることができてちょっと嬉しい。

釣行時間

6:30~16:00

さいたま水上公園があいている間ずっとやってました。
寒かった。防寒対策をしっかりして行ったのですが、手だけは流石に冷たくなってしまいました。
フライの人がある程度釣れている時間があったり、ルアーの人の方が釣れている時間があったりでしたがまばらな感じでしたねー。

一日を通して渋い時間でしたが、魚からの小さな小さな反応を見つけて取れた時の面白さは格別です。

感じたこと

水車からの水の流れが強く、場所によっては水流の変化が激しく、それがアタリの見分けをする邪魔になって低活性に拍車をかけて難易度が高くなっていたと思います。
昨年とは違い、水車の場所は同じですが水の流れが時計回りになっていました。中央以外の魚の居着きやすいポイントが変わっているはずです。
昨年もさいたま水上公園で釣りをしました。プールの写真が多く載っていますので参考までに見てもらえたらと思います。→さいたま水上公園で52cmのニジマス

気温・水温が低い今回。釣れていた場所は、流れの緩いところの印象を受けました。
気温・水温がそこそこある時は流れの中で魚が元気に泳いでいることがよく見受けられます。今回は真逆の条件で、流れの緩い場所で魚が釣れました。人間も寒い時はじっとしていたいし動きたくないですからね。魚も同じなのでしょう。
フッキングに成功したあとも引きが弱く、ヌボーっとした感じでこちらに魚が寄ってくる様な活性が低い状態でした。

それと、アタリの出方がとても渋く繊細でした。
冒頭に書いた通り、ひったくるようなアタリはなく、ラインに微かに反応がでるような小さなアタリばかりでした。水流が強い部分と弱い部分の境目でルアーがイレギュラーな動きをしてそれがラインにでる事も多く、魚のアタリなのか水流の変化なのか見分けがつきにくかったです。水流でリールの巻きが重くなったのか魚の一瞬のバイトで重くなったのかアワセを入れるべきなのかとても難しく感性が試されるような釣りでした。
アルビノを釣った時はほぼ居食いの状態で大きく引くこともなく、一瞬リールが動かなくなると言うアタリしか出ませんでした。あれ?リールが止まった?あ、食ってるみたいな。それに対して少し反応が遅れるとかからないから集中力が大事でした。

魚のいるポイントは、今回は中央の島に寄っていて回遊する魚がいる様な印象を受けました。
フライの人が中央に向けてロングキャストをしており、この状況の中よく釣っているなーということを覚えています。実際に手前を探っても魚に糸擦れすら起きず、見えるアルビノがいない時間帯がありアタリが全く無い事があったので、おそらく中央に寄っている&回遊していると考えました。たぶん、さいたま水上公園はロングキャストが鍵なのかなと思います。

釣行午前

まずは場所取りから

大型変形プール簡易見取り図

今回は大型変形プールのみでの釣行です。
午前中は①の場所、午後は②の場所での釣りをしました。
周りを見ているとどうやら青い島の正面の辺りが人気の場所のようでした。
角と違って横からルアーを投げ入れられる心配が無いし、中央の島まで近いので魚へのアクセスが良いのでしょう。入ろうと思っていたら既に人がいたので今回の場所になりました。
水流は早く複雑でルアーがあっちゃこっちゃ流されてしまいます。難易度高い。

釣行開始したものの釣れない・・・

意気揚々と準備をしていざ釣りを開始しましたが、ほとんど反応が無い状態からのスタートとなりました。周りもそんな感じで朝一番のフレッシュな魚の引き!とかありません。水車が掻き出す水の音とルアーをキャストする時の音くらいしか聞こえませんでした。のどかで結構。

曇りで水はマッディ。水中は暗いのでグロー系のスプーンを使ってみたり、チャート系を投げたり、光り物を投げたりを繰り返します。とにかく何かしらの反応が欲しい。しかし何も応えてくれません。簡単に届く範囲は水流が速い&複雑でスプーンを引くだけでも何だか難しいぞ!

お決まりの「そうじゃない」

管釣りあるある。
あたった!と思って引いてくるとこれです。
腐食してしまっているニジマスが釣れました。管釣りに来るたびに釣っているような気がする。仕方ないので陸に上げて、掃除のおじさんが来た時に片付けてもらいました。これねー、仕方ないんだけどね。

両サイドの人は釣れ始めた

釣れないので団子食って休む

記録してないので多分ですが、7:30~8:00頃から両サイドの人が釣れ始めました。
右の人は水車の流れから45°くらいのところから投げている人。左は窪みの辺りから赤い島へ向かって投げている人でした。ややっ、自分のところもそろそろ釣れ始めても良いかもしれない。ちょっと期待して投げ続けます。
しばらくすると私の左側に居る一緒に来た仲間がフライで魚をかけ始めました。仲間のフライでも両サイドの人達と比べると釣れるペースはとても遅い感じでした。
もしかすると場所が悪いのかもしれません。②の場所に移動しようかと思いましたが既に人が入っているので動けず、他の場所もまばらに人がいるのでむやみに動いても何だかなので①で粘ることにしました。

自分は釣れずお腹が空いてきたので団子でも食べながらのんびり行きましょう。

重いスプーンで遠投してゲット

手前はたまにかるーーい反応があるくらいで釣れる気がしなかったので、重いスプーンを使って遠投で探ることにしました。使うスプーンはチヌークS4.5gのチャートヤマメ。きれいですね。魚より人が釣れていそうです。これを飛ばせる限りぶん投げていきます。


重い!引き抵抗抜群!そして赤い島の近くでモゾッとしたアタリでアルビノをゲットすることができましたー。あまり引かないのでまた腐食したやつかと思いましたが、ちゃんとアルビノでした。もっとトルクのある引きが欲しい。水温が低く低活性なので仕方ないですね。嬉しい一匹目でした。
きれいなオレンジと白い色のアルビノ。昨年も見てはいたのですが釣ることができませんでした。やっと釣れたアルビノ。いいですね~。そこそこのサイズなので持って帰って食べてみます。

微かな変化でもう一匹をゲット

大きいルアーはアタリが続きにくい印象があって、やっぱり続かなかったんです。それでも近場よりは遠目に投げた方が良い気がしていたので投げ続けました。
ススンと糸が不自然な動きを見せ始めました。これは来ている予感がします。
過去の経験から、ここでリールのスピードを落とすとほぼ食ってこないので、速度維持か巻きを早くする事で魚の興味を継続させます。水がマッディなのでスピードを上げずに速度維持を選択しました。それが的中。糸がまた不自然な動きをして手元に軽いアタリを感じたのでアワセてみると見事フッキングをし釣り上げることに成功しました!
微かな変化のアタリをとって釣り上げに成功するのはマジで嬉しい!貴重な成功体験のひとつとなりました。

糸撚れによるライントラブル

内側の糸が撚れて輪っかになり、はみ出した状態で上に糸が巻かれてしまっていることに気づいていました。いわゆるぴょん吉です。
投げて糸を出せば元に戻るだろうと甘い考えをしてしまい、見事にバックラッシュみたいにわけ分からん状態になってしまいました。重いルアーでロングキャストしているといっつもこうなるんです。どうしても糸撚れが溜まってしまうんですね。今回は換えの糸が無いので休憩だと思って頑張ってほどきました。寒さも相まって解くのが辛かった(汗)

昼前に魚が続けて3つ!

お昼前になんだかぽんぽんぽんと3匹上がってきました。この瞬間だけ自分らが居るところの活性が上がったのかたまたまなのかわからないけど嬉しい3匹。
1匹目は水流の変化付近でグイッとしたアタリでゲット。2匹目はもぞっとしたアタリのパーマークがまだ残っている元気な子。3匹目はほぼ居食いでリールに違和感を感じてのアルビノさんでした。普通のニジマスの方が元気な引きを楽しませてくれました。

釣行午後

昼ごはんが・・・

ええ・・・
うそでしょ・・・
おれのおにぎり・・・

落とした

午後のスタートはアルビノから

腹パンアルビノ

午後も寒いけど張り切って行きましょう。
と、いうことアルビノさんゲット。腹パンです。きっと卵を抱えています。頭の後ろあたりが赤くなっているので、誰かにスレがかりをされたのでしょう。私が持って帰ります。
こやつも、居食い見たいな感じでリールが軽く止まったのでアワセたら上がってきたと言った具合でした。ここまでアルビノ3匹釣れたけど引かないの。身体大きいから寒いとだめなのかね。30cm以上あるニジマスなら結構重く引くはずなんだけどな。簡単に寄せられました。

二匹目は可愛いサイズのニジマス。
この子も微かに糸がちょんちょんと張った違和感からの釣り上げ。
今日の釣りは今までの経験が役に立っている。釣りを始めた昨年ではおそらく見過ごして取れないアタリだったと思う。見るべきポイントがわかっていると集中できるので気づきが早くなるのかも。

その後は1時間立ってからのようやく釣れたニジマスさん。
2匹目を釣ってからアタリがない時間が経過していました。
隣の人がほとんど動かさない釣りをして釣っていたので、どうしようかとボックスを確認したら豆ルアーがあるではないですか。流れに乗せて糸を垂らしてみます。すると突然たるんだ糸がスルスルと水中に潜り込んで行くではありませんか。もう決まりです。アワセを入れて午後3匹目をゲット。この釣りも続かなかったけど、なかなかおもしろい釣り方でした。

終了直前アタリが少し出始めたがタイムアップ

出入り口付近の写真

残り時間あと15分頃に、14:30か頃から全く消えていたアタリが出始めました。
私には糸擦れを感じ始めて、一緒に行った仲間には明確なアタリが出ていました。が乗りません。
魚の生命反応を感じ、そういえば足元にいたアルビノがいつの頃かいなくなり、そこからアタリが出ていないことにここで気づきました。なるほど、回遊している可能性があるのか。
そしてそのままタイムアップとなりました。

繊細なアタリを取っていく修行の回は結構辛いけど、その気付きに出会えた時にはとても勉強になりました。

釣行後は捌く

持って帰ってきたアルビノ。
腹パンが2匹なのできっと卵を持っているはず。
ニジマスの味噌漬けとますの卵の醤油漬けを作って食べるため下ごしらえをします。

ニジマスの味噌漬けの仕方はこちらから
マスのの醤油漬けはこちらから
↑過去に書いた記事です。
もしよかったら見てみて下さい。

じゃん!なんとなくの量の卵が取れました。
これにお湯をかけてほぐして薄皮から卵を外し、醤油に3日から1週間ほど漬け込みます。
切り身は三枚におろして味噌漬けの処理をします。

卵と内蔵を取り除いたアルビノ。
30-40cmサイズだとどうしてもお腹の肉の付きが悪いのでペラペラで食べるところが少なくなります。やっぱり50UPじゃないとね~。それでも美味しく食べれるので感謝です。

では、今回はこの辺で。

追加:3日漬け込んだマスの卵の醤油漬け

醤油に漬け込んだマスの卵が完成しました!
今回は3日間の漬け込みでストップ。ちょっと酒を入れすぎたみたいで酒臭が強い。
これ以上味が染みないように漬け込汁を捨てたので、しばらくすれば酒の強すぎる風味も飛ぶと思います。ごはんに合う。うまい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました