藻場メバリング

ライトゲーム

今年は3月上旬から海藻が生えてきてメバルがそこに付くようになりました。
藻場でのメバリングは直ぐに海藻に引っ掛かってしまい釣りにくくなりますが、メバルを釣る絶好のチャンスでもあります。基本は海藻の際をトレースします。それでも釣れない時は藻の中にぶっ込んで一匹を引きずり出します。魚がかかった後、藻に絡んでしまいオートリリースしてしまうこともしばしばありますが、藻の中もおそれずに探ってみましょう。

夜釣りの藻場ジグヘッドメバリングの一例として参考になればと思います。

今回の藻場メバリングの条件

  • 夜釣り
  • 常夜灯無し
  • 藻の頭が水面に浮かんでいる状態
    (潮が少し引いている状態)
  • 藻場が自分から5m程先にある

以上が今回の条件です。
条件を満たさなくても、似たような場合は多いので、何かの参考になればと思います。

ナイトメバリング藻場ポイント

ナイトメバリング藻場ポイント
  • 藻の直ぐ下
  • 藻の隙間の中
  • 藻の周辺の表層付近

メバルは暗くなるにつれて表層に出てくる習性があります。
常夜灯の光が届かないポイントでも、藻があればその周辺にウジャウジャ居ますので、見えないから居ないと思わずに、ジグヘッドを通してみると面白くなるかもしれません。

他の釣り人が居ない場合にやるのですが、ヘッドライトを一瞬海面に照らすと目が光って見えるので、メバルが居るか居ないか確認できます。ただし、メバルが散る可能性がありますので多用は厳禁です。

シグヘッドを通す基本ライン

藻場でのジグヘッドの通し方は、上図にあるように「藻のすぐ近くを通す」事です。
メバルは藻がある場合、その近くが居心地が良いようです。
藻の際を通してあげると、元気のいいメバルはワーム目がけて飛び出してきます。
飛び出して食ってくると「ボコッ」とした良いアタリが出るので、すかさずアワセを入れて釣り上げます。この強いアタリがたまりません。

藻場での偽アタリ

藻場では、藻や浮遊物等にジグヘッドが触れることが多々あり、それらをアタリだと勘違いしてしまうことがよくあります。

藻に絡めばグニュッとした感覚がでます。波によって藻が動き、ジグヘッドが持っていかれると竿先が引っ張られ、まるで魚が引くような感じを受けたりします。これにアワセを入れてしまうと藻を引っ掛けてしまい根掛りとなりますので、この偽アタリには注意が必要です。
「コツコツ・ズリズリ」等の感覚が伝わってきて怪しいと思ったら、ロッドを煽るのではなくてそのままの速度で巻き続けます。ロッドを煽るとジグヘッドの移動距離が大きく、もしメバルが追ってきていてワームの尻尾をつついているようなショートバイトだった時に、追い食いできずにワームを見失ってしまい釣れたはずの個体が釣れなくなってしまう可能性が上がります。
これらは何回か偽アタリを体感すると本物のアタリとは違うことがわかってきます。

私が今まで感じた藻場での本物のアタリは「ブルブルブル・モゾモゾ・グイッブルッ」と言った感じです。藻場以外で感じる通常のアタリとあまり大きく変わりはありません。魚が頭を振ってくれると「ブルブル」といった感触があるのでわかりやすいです。「モゾモゾ」とした感触は、藻と一緒にワームを咥えた時やジグヘッドと同速同方向に食いに来た時に出るアタリの感じがしますので、怪しいなと思ったら巻合わせで食っているか確認するようにしています。食っていれば「ブルブル」と頭を振って逃げていく感触に変わりますので釣り上げちゃいます。

一通りジグヘッドを通して釣れなかったら穴撃ち!

藻の周りを一通り通してメバルの反応が少なかったり、なくなってしまったら、私は藻の穴撃ちをしてアクセスしていないメバルを探りに行きます。

藻に絡まってジグヘッドをロストしたり、メバルをかけた後のやり取りにコツがいったりするので、少しだけ難しくなります。折角釣りに行って探りきれずに釣れなかったってのは悲しいのでいつも挑戦しています。

藻の下にいる大物が釣れることがありますので、やってみる価値はあります!

潮の流れが自分方向にある時は有利

潮の流れで藻が動きます。
自分方向に潮が流れてきてくれると、藻の動きも自分方向になり、ジグヘッドが藻の隙間を通しやすくなります。また、潮が動いているとメバルの活性も上がるので、釣りの条件としては良くなります。

このいい動きは、釣り場のタイミング次第で出会えると思います。
立ち位置や投げる方向を今一度考えながら釣りをすると、釣れる確率がグンとあがるかもしれません。

藻場穴撃ちのイメージ

藻場でのジグヘッドを通すコツ
  • 藻の穴に投げたらジグヘッドを少し沈める
  • ラインが止まったらゆっくり巻き始める
  • 藻に絡んだら竿先を軽くちょんちょんちょん
  • 強引な操作はいらない

操作はとにかくゆっくり丁寧に行います。
強引な操作は藻に絡まって取れなくなる原因になります。

藻の密集地帯では、ラインが藻にかかるので基本は沈みにくく、今回の条件では表層~10cm程度を引いてくることになります。いつもの巻速度の半分以下でも表層を巻けますので、丁寧にゆっくりの操作で藻をかき分けながらメバルを誘い出します。

もし、藻に絡まって取れなくなったら、ラインを手でゆっくり引っ張って藻から外します。この時に手を切らないようにしてください。大概は外れます。

ジグヘッドの重さで沈み易さが変わる

ジグヘッドの重さは軽いほど藻の上に乗っかって沈みにくく、重いほど藻をかき分けて沈んでいきます。これはその場その場で操作しやすいものが変わりますので適宜調整します。私は風が吹いていなければ1.0-1.3g程度のものを使用しています。

メバルが掛かったら

メバルが掛かったら
  • アワセは巻合わせ
  • 藻に絡まるので無理やり抜かずに軽く糸を張った状態で待つ
  • メバルが潜っていく感触を確認する→藻が外れる
  • ロッドとリールでメバルを藻の上に出して釣り上げる

アワセは巻きアワセをおすすめします。
メバルと藻が絡んでいるので、ロッドアワセは糸に高負荷がかかりアワセ切れを起こす原因になります。

メバルが掛かったら引き上げるのですが、藻の中を釣っているので必ず藻と絡みます。
藻に絡んだ時に、藻が管釣りで使うリリーサーの役割を果たし、オートリリースすることがあります。その時は諦めます。また、強引な引き抜きをすると、メバルの口が裂けてバラシをしてしまいます。

そして、水面に抜き上げた時に針が外れる事があるので、糸のテンションを抜かないようロッド・リール操作をします。

あせらず丁寧に上記のような操作をすれば、見事メバルをゲットできるはずです!

まとめ

ゆっくり丁寧に操作をすれば藻場も攻めることができる一例でした。

私はこれでジグヘッドのロストはあまりなく、渋い時でも何とか1匹を取ることができています。
今まで藻場は根がかりしてやりにくいと思っていました。「やりにくい・渋い状況でも何とか釣りたい!」と、試行錯誤した結果この方法になりました。

藻場の中も意外といけます。魚が居る確率は高いです。

釣りの参考になればと思います。

釣れたメバルを刺身で食ってみた

藻場穴撃ちで釣れたメバル2匹を刺身にして食べてみました。
体調は22cm程でしたが、私の行くところでは大きい方です。
癖はなく、ほんのり甘みがあり、とても美味しくいただきました。

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