エステルラインとPEラインを川越水上公園で試してみる-釣行記-

管釣り(トラウト)釣行記

今回は新アイテムのエステルラインとPEラインを使っての試験釣行です。
釣行編と感想編の2つにわかれています。もしよかったら見ていってください。
この記事は「釣行編」です。

感想編はこちら

釣果など

川越水上公園プールフィッシング

釣行時間
6:00~13:00
釣果
ニジマス × 9匹
1匹53cmのでかいニジマス!
サクラマス × 1匹

川越水上公園の状況

川越水上公園のアナウンスによると1月の放流は以下の通りです。

日付エリア魚種サイズ数 量
10流水ニジマス180g級100K
10多目的ニジマス180g級200K
10造波ニジマス300g級
3000g級
100K
100K
17流水サクラマス200K
24流水ニジマス180g級100K
24多目的ニジマス180g級
120g級
200K
100K
24造波ニジマス1~2K級150K
24生簀
(エサ釣)
ニジマス120g級200k

川越水上公園放流情報1月分より引用

釣行日は1/26です。2日前にニジマスの放流があったみたいです。
魚が増えているので渋くてもアタリがないということが避けられると思うし、何匹か釣れると思うのでタイミングはいい感じ。

今回の釣行の狙い

今回は新アイテムのエステルラインとPEラインを試すための試験釣行です。
たまたまニジマスが放流されているので、タイミング的にはいい感じです。
前々から気になっていたエステルライン・PEラインがどんな使用感なのかをチェックをしにいきます。

使用する組み合わせは以下の通りです。
エステルライン0.3号 + フロロリーダー0.8号 +トラウトX60UL
PEライン0.3号 + フロロリーダー0.8号 + トラウトX60UL or イプリミ60XUL

針:バリバス トーナメントフック#7 :ダイワ プレッソマルチ #6

結論を言ってしまえば、PEラインは思った通り、エステルラインは飛距離感度が扱い難さを上回る良さだと感じました。次回釣行から新アイテムは採用することに決定しました!

感想編はこちら

釣行記

朝一番は造波プールでPEラインを使ってみる

以前の記事より造波プールの見取り図
以前に造波プールで釣行した記録はこちら

今回最初は造波プール左側の立入禁止手前から釣る予定でしたが、場所取りに失敗して左端より10mくらい離れたところからの開始となりました。

ここから投げることにしました。
時刻は6:30くらい。日の出まであと20~30分くらいです。だんだん明るくなってきましたが空は曇っているので太陽は見ることができませんでした。

口左の外側の硬い部分に2ミリ程度貫通してフッキング
鼻の頭を貫通してフッキング

日の出時刻ちょっと前くらいに魚のアタリが出始めました。
正面の同じラインでアタリが出ているので粘っているとポンポンと釣ることができました。自分のところだけでなく、中央付近でも少し魚が上がっている感じです。短い時間でしたが魚の活性が上がった時間でした。

スプーンは、ダイワプレッソムーバーのくりぃむグロー2.4gにバリバスのフック#7をつけて使用しました。何となくですけど、川越水上公園でダイワのプレッソマルチ#6のフックはあんまり良い印象がありません。バリバスのトーナメントフック#7は本当に良く掛かってくれるフックで最近ではお気に入りになっています。

明るくなってからの自分の釣座の正面写真です。奥に行けば行くほど深くなる坂で、最大で1.6mの水深です。ボトムに溜まっている黒い汚れ?が大きく固まっている場所に魚がついていることが多い気がします。アタリが出ていたのは写真の左から2番めの木の陰のあたりです。明らかにスプーンを食いに来るガンッというようなアタリでした。いつも使っているフロロでは出ないようなダイレクトなアタリが気持ちいい。掛けた後もビヨンビヨンしないので強めのドラグでしっかりこちらに魚を寄せてこれます。

フックにラインが絡まる

今回リーダーをロングにして試していました。75cm程の長さを取ってノーネームノットで結んでいたのですが、下から2番めのガイドに結び目が引っ掛かって結ばってしまいました。ノットのコブはすごく小さいのに、やはりガイドに当たるようです。投げていて当たっている事を感じていましたが、やっぱり絡まったかという感じ。トラウトX60ULがPEラインに対応していないガイドということもあると思うのですが、結び目の部分はガイドの中に入らないようにした方がいいようです。ここでひとまず15cmくらいのショートリーダーにして結び目がガイドの外に来るようにして、寒さで手が動かないのでノーネームノットではなく、3.5ノットでラインを組み直しました。その後はライントラブルは起きていません。

どのくらいのリーダーにするのか、もしくはノンリーダーにするのか、使い込んでいって研究する必要がありそうです。

中央より少し右側に釣り座を移動

造波プール中央付近
赤丸がノア-B3.4gが飛んだ所・緑丸がプレッソルミオン1.9gが飛んだ所
フロロ単体を使用した時より断然飛距離が伸びた

8:00頃釣座を移動しました。
左側が中央。中央は魚へのアクセスが他より近いので絶好のポイントです。中央付近ではポツポツ釣れているような感じでした。

ここでは魚のアタリが数回あった程度で、私は釣ることができませんでした。

PEラインでスプーンを投げていて感じたのが、スプーンの飛距離が飛躍的に伸びました。
もちろんスプーンの形状によっては飛びにくいものがあります。私の持っているスプーンでは、プレッソムーバーが面積が大きく薄いため空気抵抗が強いので飛行姿勢が安定しせず飛距離が飛躍的に伸びる様な感じにはなりませんでした。飛距離が伸びているっちゃあ伸びていますけどね。
抜群に飛んだのが、後方重心のプレッソルミオン1.9gや、こじんまりとしたノア-B3.4gの様なスプーンでした。フロロ単体を使用していた時よりかなり飛んでいます。昨年も投げていたノア-B3.4gはおそらく5m以上遠くに飛んでいる感じです。PEラインはやはりいいですね。

流れるプールでエステルラインを使ってみる

はつかり丸横の橋の辺りから

ここでは右岸近くで魚のアタリがよく出た
写真中央右側の流れの中でのヒット
ガンッガンッグッと言う感じのアタリ方

10:00頃。
造波プールでのPEラインでのぶん投げを堪能した後は、流れるプールでエステルラインの試し釣りです。

エステルラインはハリ・直進性・高感度と謳われています。
今回使用ラインは0.3号で0.09mmの細さ。このおかげで1g以下のルアーでもすごい飛ぶ。これはびっくりしました。今までフロロ0.8号を使用していたので、1g以下のルアーは全然飛びませんでした。思っていた以上にエステルラインで飛距離が出たので、感覚がわからず対岸にスプーンが乗ることがしばしば(笑)
直進性があるため感度も結構良かったです。ラインは基本ルアーとほぼ一直線になります。小さなアタリでも手元にダイレクトに伝わってくるので、どの辺りに魚が溜まっているのかサーチが早くなります。水流の変化やスプーンと同速同方向で食うようなわかりにくアタリもしっかり感じることができました。

ライン管理が大事

エステルラインを投げていて気になったのは、スプーンを投げ終わった後に手元でラインが余分に出てしまう事です。前日にスプールに巻いたのでまだ馴染んでおらず、エステルの直進性が強いためにスプールから糸がフワっと浮いてしまいます。馴染ませるために2,3日前には巻いておき、キャスト後には手元の確認をした方が良さそうです。軽いルアーを投げた時なんかは、知らぬ間にぴょん吉していることもありました。糸が変なところに絡まって切る羽目になるのは時間の無駄になってしまうので、ラインの管理がとても大事なようです。

はつかり丸正面でモゾモゾアタリ

はつかり丸先端付近
モゾモゾアタリの魚を掛けることに成功しました!
明確に掛ける事ができたのが嬉しかったです!

プール中央より手前が水押が強い部分で、それを過ぎると流れが緩くなるような水流でした。
水押しが強い部分と弱い部分の境目辺りで魚の反応が多かったです。
ここではモゾモゾモゾ~としたアタリが何回かあり、そのうち一回合わせが成功し掛けることができました。ナイロンやフロロの場合だと、弛んだ糸が一瞬張るけど手元には感覚が来ない「ラインで取るアタリ」がエステルの直進性のおかげで手元までアタリとして振動が伝わってくるのかなと言う印象を受けました。

エステルラインは弱くない

サクラマスだ!やった!37cmあった!

赤金のスプーンをはつかり丸に目がけて投げ、着水した直後に表層の左から勢いよくそのスプーンに向かって走るでかい魚影がありました。あ!何か来た!と思ったら甲高い音でドラグが出て勢いが止まりません。「やばいな、エステルだからドラグ弱めに設定してるのにこんな強い引きに耐えられないだろどうしよう。」と考えているうちに魚は向こうへ猛ダッシュしています。このままだと5,6人とお祭りです。エステルが切れること覚悟でドラグを締めて魚がこれ以上向こうへ行かないようにしました。重いよ~。動きが鈍くなったけど寄ってこない。巻いて寄せて少し逃げるの繰り返し。岸に近づけるとどうしても逃げてしまう。背びれにスレ掛かりなので異様に魚が強いんです。何とかネットインしたらサクラマスでした。釣ってみたかったけどスレじゃなぁ。結構鱗が剥がれているし、疲れてお腹見せ始めたので持って帰って食うことにしました。

というのが、今回ありました。
今回使用のエステルは0.3号1.4lbしか強さがなかったわけですが糸は切れませんでした。
高切れするとか、プツプツ切れるとかを評価で目にしてましたが、実際はそんな事無いみたいです。メーカーによっても違うのかもしれませんが、バリバスマスターリミテッドスーパーエステルは強かったです。
今回サクラマスがスレがかった時には弱めのドラグにしており、その後ドラグ力を強めてのやり取りでした。瞬間的な負荷に弱い特性があるが、持続的な力に対してはドラグを効かせてやる必要があるが耐えられるという事なのではないでしょうか。評価を見て思っていた「切れやすい」と言う印象がガラッと変わった瞬間でした。

よく飛ぶし、感度もあるし、弱いと思っていた部分が使用方法でカバーできると思ったら、エステルラインはありだな!という思いになりました。

造波プールへ戻りPEを使用

最後に53cmのニジマス!

時刻は12:00頃。
今日は13:00までの釣行なので、造波プールででかいのが欲しいなと思って覗いたら、やりたかった左端が空いているではないですか!ラッキー!

PE + ショートリーダー + イプリミ60XUL
この組み合わせで投げてみましたが、PE対応ガイドがついていると糸の抜けが違うようです。トラウトXと比べるとガイドに擦れている音が小さくてスルスル出ているような印象でした。飛距離も十分で、狙いたい場所までスッ飛んでくれました。

水車の流れの周りを重点的に上から下まで探るもアタリなし。
水温も気温も寒いから、ニジマスもなかなか高活性になりません。太陽もでてないし。
って事は流れが緩いところでのんびりしているのでは?と思ったので探ってなかった流れの緩そうな壁際をムーバー2.4gアカキンでゆっくり巻きしてみました。

ドンッ!ジーーーーーーーー

重っ!

またドラグが止まりません。
PEなので強めのドラグにしています。全然止まる気配が無い。PEだからもっと強気で行けるので、リーダーが切れない程度にかなり強めにドラグを締め込んでようやく動きが鈍くなりました。結構手前で食ったのに水車の近くまで行ってしまいました。そのまま逃げられると水車で糸がブチ切れる。引きからして結構でかいのはわかったので絶対に取りたい。強引だけど無理やり過ぎないようにやり取りをして岸に上げることに成功しました。重かった。

ミサイルみたい(笑)でかいなおい。嬉しいじゃないか!
で、スプーンが無いんですけど。

スプーンがガッツリ口の中に入ってる!
これなら絶対にバレないけど、よく糸が切れなかったもんだ。
スプーン丸飲みは初めての体験。取るのにちょっと苦労しました。

記念すべき10匹目がこのでかいニジマスでした。
すごく良い締めでした。そろそろ時間なので、急いで帰ってデカニジマスを捌いてやります。

最後の1匹でPEラインだからできた強引な寄せ。ダイレクトな引き感がたまりませんでした。
伸びが少ない分アタリも引きもダイレクト。どっかにも書いたけどボヨンボヨンしないので魚とのやり取りがナイロン・フロロと違った楽しさを感じます。ナイロン・フロロは、いなしながら巻いてくるような感じなのですが、PEは直に巻いてこれる引っ張って来れるそんな感じでした。

それと、3.5ノットでリーダーを結んでいましたが、あんな簡単なノットでもかなり強力に結束してくれたことを実感しました。管釣りでは3.5ノットも採用して行こうと思います。

まとめ

デカニジマス53cm・サクラマス37cm

2日前に放流があったおかげで、寒い中でも7時間で10匹を取ることができました。
活性はすごく高いわけではない感じを受けましたが、釣っている人はそれなりに釣っている、周りを見ていてそんな感じでした。
人の出入りは、初心者プールと多目的は人で賑わっていて、昼間からではとても間に入れるような感じではなかったです。流水プールはそんなに人が多いわけではなくポツポツといる感じ。造波プールは狙いが遠く釣りづらいためか人はそんなに多くありませんでした。多目的と初心者プールはここで叩かれて魚がまた強くなっていくのでしょう。そんな日曜日でした。

新アイテムのエステルラインとPEラインを試すのに、それぞれのラインで魚が掛かってくれたので癖や良さが少しわかりました。両ラインとも大変気に入りました。特にエステルラインが思っていたよりも使えるラインだという事がわかりましたので、次回以降も試して行こうと思います。アタリがわかりやすい分、積極的に掛けていけそうだし(私の反応は鈍いけど)、サーチ能力が高いので今までよりも釣るためのチャンスが増えるのではないかと期待しています。

新アイテムを試せて、魚も釣れて、楽しい試験釣行となりました。

この釣行で使用したエステルラインとPEラインの感じたことを自分なりまとめてみました。もしよかったら覗いてみてください。

釣ったニジマスは美味しくいただきました

サクラマスの焼き
マスの唐揚げと醤油麹唐揚げ
ニジマスとサクラマスのムニエル
漬け丼と押し寿司

スレがかりでしたが前回釣行で釣り逃したサクラマスが釣れたのは嬉しかった。次はちゃんと食わせて釣り上げたいものです。

サクラマスは身がニジマスより柔らかくて、焼きを入れると締まって美味しい魚でした。ニジマスの水っぽさがちょっと気になっている私としてはサクラマスの方が好きかもしれません。

最後に釣ったデカニジマスは、漬丼と押し寿司にしました。
刺身で食べたら下処理で水分を取りすぎたのか熟成期間が足らなかったのか味が微妙でした。漬で味を付けてみたらこれはうまし。押し寿司にしてもこれまたうまし!
また釣れたら改良版押し寿司を作って食ってみようと思います。

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